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販売業者 株式会社 佐久間海産商会
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佐久間海産の歴史

広島のかき養殖は、1619年初代浅野藩主が和歌山から広島に移封された際に和歌の浦の紀州産かきを移植したのがはじまりと考えられ、その目的は、かきを大型に改良することにありました。

その後、地理的に恵まれていた仁保島内潟で1625年頃から1643年頃までの18年間に古くから行われていた石付かき養殖法やかき地撤法に改良を加えた仁保式養蛎法が完成されました。

この当時、草津地先には仁保島の数倍に及ぶ自然のまま広大なる干潟、浅海があり、これを利用してかき養殖を試みようとする人達が草津浦に現れたのです。

草津浦に於けるかき養殖の創始者として名が残っている5名のうちの一人、胡子屋孫兵衛こそが佐久間海産の祖であります。そしてこの5名がおよそ15年前後の苦闘を経て完成させたのが草津式真竹筏養蛎法であります。

そうして養殖したかきを船に積み近くの港々に売り歩くという、生産から消費へと直結したかきの船売り歩き法を考え出したのもまた胡子屋孫兵衛等5名であり、これが安芸国かき船の創始であると言われています。

彼等は、かきの増産と販路拡大を計るため草津かき仲間を組織し、遂には遠く繁栄の町、大阪表にかき船を出すことに成功しました。これが延宝元年1673年の事であり、これをもって佐久間海産の創業としています。

1708年大阪大火のときには、草津かき仲間の者達が高麗橋西詰にあった官の高札をかき船に移して死守することで高札は焼失の難をまぬがれたのです。その功績によって、大阪奉行大久保大隅守から市中の河川での自由営業お構いなしという、大阪表堀川筋一円のかき船営業特権を獲得することができ、大阪における独占営業を永年続けられる事になりました。

その後、漁場の安定と計画生産を計るため広島湾内で広く草津式養蛎法が行われ瀬戸内沿岸各港々にかき船営業が進展していきました。

この様にして広島かきは天下に名をなしたのですが、広島かきの今日の名声の基礎はなんといっても、胡子屋孫兵衛等、かき仲間達の草津浦のかき船であることは間違いなく、広島かき養殖の繁栄の歴史とともに今日迄、佐久間海産は300年余を歩んできたのです。